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長期優良住宅

 

こんにちは。

今日も暑い1日になりましたね。

 

先日、2ヶ月に1度の業者会がありました。

お互いの顔を見ながら、情報の共有や目的の確認などをしました。

経営理念に基づきながら、力を合わせていきたいです。

 

 

 

長期優良住宅

 

『長期優良住宅』という言葉を聞いたことありますか。

分かりやすく言うと「この建物は長持ちするし、ぜったい安全だよ」という

厳しい基準をクリアした、国土交通省のお墨付き物件ということです。

 

長期優良住宅

 

長期優良住宅の厳しい認定基準とは・・・

 

【劣化対策】

構造躯体の耐久性は、100年ほど。

劣化しやすい内装や外壁などは、もちろん途中でリフォームすることが前提です。

たとえば鉄筋コンクリートなら、セメントを濃くし、コンクリートのかぶりを厚くします。

木造だと、床下や屋根裏に点検口を設け、床下の高さを330mm以上にします。

ちなみに点検口は、長期優良住宅じゃなくてもあったほうが良いです。

 

【耐震性】

めったにないような大きな地震があっても、基本的には損傷が少ないことです。

ちょっとくらいはヒビが入るかもしれませんが、

構造には影響なく、補修すれば暮らせるような、強い住まいのことです。

 

【メンテナンスのしやすさ】

構造躯体は長持ちしますが、内装や設備は10~20年ほどで劣化します。

この時、”簡単にメンテナンスができるか”というのも重要な基準になっています。

10年、20年なんてまだまだ先のような気がしますが、確実に起こること。

どれほど将来を想定して設計されているか、

ということも、住まいの重要なポイントです。

 

【リフォームのしやすさ】

「子供が独立した」「同居することになった」など、どのようなご家庭でも、

そこで重要になるのが、リフォームのしやすさです。

たとえば、マンションなら将来の間取り変更にそなえ、

配管・配線に必要な天井高を確保していることが重視されます。

 

【バリアフリー対策】

廊下や出入り口の幅を、車椅子が通りやすいように広めに設けるなど、

将来のバリアフリーリフォームに対応できるよう、現時点で計画しておくことも大切です。

 

【省エネ】

断熱性や気密性など、省エネルギー対策がなされていることです。

暮らし心地や家計に直結することなので、長期優良住宅じゃなくても、ぜひ取り入れたいところです。

 

【居住環境】

条例によって、過ごしやすい街づくりがなされているかどうかも大切です。

いくら住まいが素敵だからと言っても、家の前をトラックが通っていたり、

街灯の少ない帰り道だったりしたら、暮らし心地はイマイチですよね。

 

【居戸面積】

2人暮らしの世帯なら、ある程度の広さが必要です。

そこで、マンションは55平米以上、一戸建ては75平米以上という基準がもうけられています。

地域の状況によって引き上げられたり、引き下げたりもするそうです。

 

【維持保全計画】

屋上などの防水、給排水などの点検時期と補修内容を、

あらかじめ計画しておけなければなりません。

少なくとも10年ごとに点検を行います。

 

 

 

長期優良住宅のメリットは、「安心して暮らせる」という点に加えて、

『税金が優遇される』という点です。

長期優良住宅を新築したり、購入することで、いろいろな優遇処置があるようです。

 

所得税の住宅ローン控除

 

○所得税の投資型減税
 

○登録免許税の軽減
 

○不動産取得税の軽減
 

○固定資産税の軽減  というメリットがあります。
 

ただし、購入した時期や暮らし始めた時期により、内容が変わります。

必ず、国税庁のホームページで確認してみましょう。

 

 

長期優良住宅のデメリットは、一言でいうと、時間とコストがかかること。

 

■建てるのに時間がかかる
新築を建てるとき、一般の住宅を建てるよりも数週間~1ヶ月、

場合によってはそれ以上の期間がかかります。ただし、長期優良住宅のノウハウや経験がある会社なら、よりスムーズに進めてくれるはずです。

最初に実績があるかどうかを確認しておくと、間違いないでしょう。

 

■申請するのにコストがかかる
長期優良住宅を申請するのにコストがかかります。

行政によって少し価格が異なりますが、一戸建てのお住まいをご自身で申請すると、だいたい5~6万円と見ておくとよいでしょう。

 

■建ててからのコストもかかる
長期優良住宅の認定基準に、〈維持保全計画〉というものがありましたね。

最低でも10年ごとに点検しなければいけない=その度にコストがかかります。

いくらかかるかは建物の状態によりますが、何もしない家よりはランニングコストが高くなることは間違いありません。

 

■建てるのにコストがかかる
長期優良住宅の基準に合わせようとすると、当然ですがそれなりのコストがかります。

とは言え、よくよく見てみると〈点検口を付ける〉〈耐震性を高める〉〈断熱性アップ〉などは、今時あたり前のこと。

こうした水準の高い住まいなら、長期優良住宅にしたところで、建築コストがびっくりするほど上がることはありません。 

 

 

長期優良住宅

 

いかがでしたでしょーか。

メリット、デメリットは何にでもあります。

 

お家は人生で大きな買い物です。

10年後、30年後...を見据えていきたいですね。

 

 

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