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【築40年の住まい】リノベーションでC値0.6を達成

こんにちは、グレースホームです。

今日は、先日気密測定が行われたリノベーション物件についてのお話です。

気密測定の結果からお伝えするとリノベーションでC値=0.6㎠/㎡を出すことが出来ました!

今回は、実際に施工を行った大工さんのインタビューも踏まえながらリノベーションで気密性の高い家づくりを目指す意味などもお伝えしていきたいと思います。

40年前の家づくり

【築40年の住まい】リノベーションでC値0.6を達成

今では住まいづくりをするうえで必ず耳にする「断熱」「気密」という言葉ですが、40年前はどのような施工が一般的だったのでしょう。

既存の住宅に断熱材が入っているかどうかは、実際に天井裏や床下を覗いて確認する必要がありますが、一般的な傾向ですと木造の場合壁と天井に薄いグラスウールが入っていても、床下は無断熱ということもあります。

また、断熱材が入っていたとしても「とりあえず敷きました」という感じの施工も珍しくありません。

そのため、押入や収納スペースの天井には断熱材がなかったり、浴室の周りには断熱材が入っていない事もあります。

また、屋根や外壁、床下だけでなくサッシや勝手口のドアもシングルガラスのアルミサッシを採用されている住宅が多いため、断熱性が低いのは言うまでもありません。

元々断熱、気密が注目されていない時代背景があったことに加え、柱や梁自体に隙間が生じている場合も多いため、築40年を超える家の断熱を新築並みにする事は容易なことではないのです。

全棟気密測定

【築40年の住まい】リノベーションでC値0.6を達成

グレースホームでは、全棟で気密測定を行っています。

気密測定とは家の隙間を計測することで、この測定を行うことによって家の性能が数値で表されます。

リノベーション物件でも気密測定はもちろん行います。

今回は冒頭でもお伝えした通り、C値(家の隙間)=0.6㎠/㎡を出すことが出来ました。

一般的に「高気密住宅」と言われるハウスメーカーや工務店はC値が1㎠/㎡以下であることが多いため、今回の結果は「高気密住宅と呼ばれる新築の家以上の気密性が高いリノベーション物件となった」と言っても過言ではありません。

 

 

試される職人技

【築40年の住まい】リノベーションでC値0.6を達成

リノベーションでこれだけの気密性の高い家づくりが出来たのは、間違いなく現場の大工さん達の腕が確かだったからです。

誰しも大切な家づくりをお願いするなら信頼できる営業担当や、丁寧に施工してくれる現場の大工さんにお願いしたいと思いますよね。

施工の丁寧さというのは、先程もお伝えしたC値に明確に表れるので、現場の大工さんはかなりのプライドを持って施工をしています。

 

取材:リノベーションでC値0.6を達成

【築40年の住まい】リノベーションでC値0.6を達成

今回、実際に施工を行った竹下さんと諸井さんにインタビューを行いました。

Q:いつから大工という仕事を始められましたか?

竹下さん:15歳から大工をやっています。今は22歳なので7年目になりますね。

諸井さん:自分も15歳から大工をやってます。21歳で6年目です。

Q:どうして大工という仕事を選んだのですか?

竹下さん:実は学校を辞めたくて…笑 たまたまいったところが大工という仕事でした。

諸井さん:自分は小さい頃からの夢ですね。

【築40年の住まい】リノベーションでC値0.6を達成

Q:仕事のやりがいはどんな時に感じますか?

竹下さん:家が出来上がっていく時にやりがいを感じますね。

諸井さん:基本的に仕事が好きなので、施工全般楽しいです。

 

Q:施工中に気を付けていることは何ですか?

竹下さん:気密が主なので、空気をいかに入れないかという事を意識しています。どこから空気が入っているかを探して、気密が取れるように気を付けてますね。

諸井さん:言いたい事全部言われた…笑

見た目が綺麗に出来上がるようにとか、化粧梁などに傷を入れないことだったり、現場の美化にも気を付けています。

【築40年の住まい】リノベーションでC値0.6を達成

Q:リノベーションで気密性を高める事は大変ですか?

竹下さん:そうですね、空気が漏れていたら気密が取れないので、新築よりは大変ですね。

諸井さん:新築の場合は、丁寧に施工することを意識していけば良いんですけど、リノベーションの場合はすでに隙間が空いているので、その隙間を塞いでいく作業が大変でしたね。

竹下さん:昔の木を使っているので、どうしても割れたりそこから空気が漏れたりするんですよね。

諸井さん:昔の家はそもそも気密をあまり気にして造っていないので、そのスタートから気密を取っていくのは大変でした。
 

Q:そんな大変な状況でも気密性の高い施工をされたのは、本当にすごい事だと思います。

【築40年の住まい】リノベーションでC値0.6を達成

Q:そもそもどうしてC値0.6㎠/㎡以下を目指したんですか?

諸井さん:家の気密は50年後に一般的に2割ほど落ちると言われているんですよ。そうするとグレースホームさんが採用している24時間換気システムの澄家が、0.8㎠/㎡以下じゃないと上手く作動しなくて、意味がなくなってしまうんです。だから0.6㎠/㎡以下という数値にこだわりました。

 

竹下さん:C値が良かったらグレースホームの社長さんが焼肉に連れて行ってくれるというので頑張りましたよ笑

諸井:確かにそれを目標に頑張ったよな笑

Q:そうだったんですね笑

 

竹下さん:とても美味しかったです!

諸井さん:ごちそうさまでした!
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【築40年の住まい】リノベーションでC値0.6を達成

終始和やかな雰囲気でインタビューに答えてくれた竹下さんと諸井さんでした。

施工中の現場というのは、どうしても物が多くなってしまうのですが、きちんと整理整頓されている現場からはお二人の仕事に対する高い意識がうかがえます。

1つ1つ丁寧に施工する職人さんの仕事が、心地の良い住まいを実現してくれるのだと感じた1日でした。


 

1/10まで限定 想いが詰まる築40年の古民家を再生、
新築を超えたリノベーション現場見学会

今回の記事の物件を1/10まで限定で見学することができます。

ぜひ、グレースホームのリノベーションを実際にご覧ください。

 

グレースホームでは、家づくりに関するご相談、資金相談、モデルハウスの見学を随時行っております。

また、期間限定の見学会やオーナー様邸内覧会もございますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

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