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小さなカフェで、客席のコンセントは壁と床のどちらがいいですか?

席を壁際に固定するなら壁の電源が扱いやすく、中央のテーブルを動かして使うなら床の電源も候補です。中津の「ナカツの器」では、次の店主が什器を置く場所を先に限定しないよう、タイルの真鍮目地に合わせて床に電源を納めました。全ての店で床に付ければよいという話ではありません。

通る人と、コードを一緒に描く

店主の作業用か、来店する人が使うのか。まず、必要な電源の用途を決めます。充電器と調理機器では、使用する場所も必要な容量も違います。営業中に使う家具を図面に置き、客とスタッフが通る線も描いてみてください。

一つの配置だけで決めず、イベントのときに机を寄せた配置も試します。コードが通路を横切らないか、床の掃除や水を使う場所に支障がないかで、壁付けがよいところと床から取るほうがよいところを分けられます。

既存店舗の改修なら、床の下も確かめる

フロアコンセントを付けられるかは、床の構成や配線の通し方で変わります。使いたい機器の種類と台数、掃除のしかたを先に伝え、設計者・電気工事の担当者に納まりと安全性を確認してもらいましょう。

ナカツの器では、動かせない柱の位置と、動かしたい机の位置を別に考えました。客席の数がまだ決まっていなくても、どんな日には家具を動かしたいのかを聞かせてください。

客を迎えて、閉店後に掃除するところまで

小さなテーブルを二卓くっつけて教室を開く日を想像してみましょう。道具のコードが客の通る側に出るなら、席数は足りてもその配置は使いにくい。床に取ると机の脚やベースが口をふさぐ場合もあります。平常営業とイベントの日を二通り描いて、どちらでも人の足がコードをまたがずに済むか確かめます。

床を水拭きするのか、移動式の家具がその上を通るのかでも、選ぶ器具や納まりは変わります。使用機器と必要容量、床下の配線、ふたを含む器具の仕様は電気を担当する人と決めます。見せたいのは家具で、電源はその家具の使い方を後ろから支えるものです。

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