カフェと暮らす、
18坪の平屋。
Works大分県中津市の実家を建て替えた、カフェと住まいの平屋です。18坪のうち6坪を店舗にし、コートヤードを挟んで住まいと向かい合わせています。

- 所在地
- 大分県中津市
- 延床
- 18.0坪(うち店舗6坪)
- 建物
- 平屋(店舗併用)
- 住まい手
- 50代の方
- 施工
- GRACE HOME(阿部建設)
店と住まい
住まい手は、カフェを営む50代の女性です。周りに若い人が好むカフェが多いなかで、自分と同年代か、それより上の世代の人が集まってくつろげる場所をつくりたいと考えました。実家のあったこの場所に建て替え、店と一緒に、これからを暮らす終の住処にしています。
延床18坪のうち、6坪(12畳)が店舗です。店は予約制で、遠くから人を呼ぶより、地域の人がくつろげる場所にしたいという考えです。通りに面していますが、住まい手の希望で、通りに向けては開かないつくりにしました。

壊すときのこと
住まい手はいくつもの工務店を回ったものの、思いどおりのプランが出ず、GRACE HOME に相談に来ました。最初に伝えられたのは、20年か30年後にこの家を解体することを基本にプランを考えてほしい、ということです。解体の費用や期間、環境への負荷まで含めて、壊すときから引き算して建て方を考えました。
外壁は窯業系サイディングではなく、黒のリシン吹き付けです。サイディングは解体すると廃材になり、処分の量は重さで変わるため、廃材を抑えられる仕上げを選びました。住まい手の好みでもあります。

あるものを使う
アプローチの石の並びは、住まい手が自分でデザインしました。石は、建て替えで解体する前からここにあったものを再利用しています。
アガベも、敷地にあったものを植え替えました。特別に何かを用意したのではなく、あるものを使っています。

スケスケルーム
通路を抜けると、コートヤードを挟んで住まいと店舗が向かい合っています。住まいは、開放的に暮らしたいという希望から全体を見通せるつくりにし、住まい手と「スケスケルーム」と呼んでいます。住まいと店舗は、コートヤード越しにつながるよう対称に設計しました。
サッシの枠は外壁に合わせて黒にし、中と外をつなげるために枠の横も黒く塗っています。床はフレキシブルボードで、土足で使う店舗と高さをそろえました。フローリングを貼ると床が上がり、高さが合わなくなるためです。


浴室とトイレ
浴室とトイレはひとつの部屋にまとめ、床の段差でトイレと分けています。標準の暖房便座は付けず、代わりにビデを付けました。海外で暮らした経験のある住まい手の希望で、海外によくあるつくりです。
透明の扉と、真ん中に置くバスタブが最初の要望でした。そこでユニットバスではなく、ミラタップのバスタブを置き、浴室は FRP 防水に色味をつけて仕上げています。浴室の外に大きな窓を取る方法もありますが、それでは外からの視線が気になり、使うときに窓を生かしにくくなります。


あとから変える
柱を一本立てて、リビングの場所とキッチンの場所を緩やかに分けました。ほかに境はつくっていないので、冷蔵庫や洗濯機、乾燥機を将来ちがう形のものに替えても、自由に置き直せます。洗濯機と冷蔵庫を同じ場所に置くのは、海外ではよくある配置です。
壁は壁紙を使わず、プラスターボードにEP塗装(ロックペイント)をしただけの仕上げで、コストも抑えています。暗くならないように白を基本にし、遊び心で一部の壁の色を変えました。後から住まい手が自分で塗り替えて雰囲気を変えられるよう、あえて白い面を多くしています。

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ルームツアー。コートヤードを挟んだ店と住まい(15分)次の事例
海を切り取る、0LDKの平屋。









