北に開く、
変形地の平屋。
Works北九州市の、少しすぼまった形の変形地に建つ平屋です。眺めのよい北に大きな窓を開き、南の道路側は閉じています。

- 所在地
- 福岡県北九州市
- 敷地
- 95坪
- 延床
- 30坪
- 建物
- 平屋(上に一室)
- 耐震等級
- 3
- 住まい手
- ご夫婦
- 施工
- GRACE HOME(阿部建設)
北の窓
LDK の大きな窓は北を向いています。九州の北側にあるこの場所からは、本州まで見渡せます。
北に大きな窓を取ったのは、この眺めのためと、夏の暑い日差しを入れないためです。南の道路側は閉じました。昼間は照明を消しても明るく、そのまま過ごせます。

L字のカウンター
LDK は、広さだけで見ると大きくありません。窓際にカウンターを L 字に回し、廊下のように見える部分を長くとることで、広さと余白を感じられるようにしています。
カウンターには、プロジェクターを置いても、そのまま座ってもかまいません。脇の窓からは、そのまま中庭へ出られます。外構は撮影の時点で工事中で、表から見えないところにも庭を二つつくります。

キッチンと灯り
キッチンは GRAFTEKT の II 型(デュエ)です。はじめは造作でもよいと考えていた住まい手が、ショールームで気に入りました。ペニンシュラ型より幅をとらず冷蔵庫も隠せる配置で、上にある階段の下は収納にしています。
LDK にはダウンライトを付けず、照明は住まい手の好みですべて電球色です。キッチンの手元だけは昼白色にし、光源が見えないグレアレスの照明を使っています。真上ではなく斜めから照らすので、作業する人の影が手元に落ちません。

玄関と水回り
玄関からは、そのまま洗面へ行けます。洗面のそばにトイレ、その先に脱衣室を兼ねたランドリーと浴室があります。家族の仕事でシャツのアイロンがけが欠かせないため、ランドリーにアイロン台を設けました。
ランドリーの近くにファミリークローゼットを、という要望から、乾いた服はすぐ隣へしまえます。棚は深くなくてよいと分かったので、その分の壁をふかして、リビングのエアコンの室外機を反対側へ出しました。キッチンやリビングから見える庭に、室外機を置かないためです。


子ども部屋と寝室
子ども部屋は、将来二つに分けられるようにしながら、分けずにも使えるようにしています。窓からの眺めもよい部屋です。
寝室は子ども部屋の奥です。ほかの壁に窓を開ければ海峡が見えますが、この先に表の庭が続くので、庭を見ながら寝起きできる側に窓を開けました。


段々の形
表から見ると、建物は段々に折れています。土地が少し変形していて先がすぼまっているため、その形に合わせて建てました。屋根も同じように段々です。
段々に前へ出た部分は、中から見ると収納です。土地の形を生かして、広い収納をとりました。整った形の土地でなくても、土地に合わせて設計すれば家は建ちます。


花火の部屋
平屋の上に、階段で上がる部屋が一つあります。向こうに見える橋のあたりが関門海峡で、年に一度、この辺りでいちばん大きな花火大会が開かれます。その花火を見るための部屋です。
この高さから花火が見えるかは、ドローンを飛ばして確かめました。テラスにする案もありましたが、テラスはそれにしか使えないので、ご主人の書斎を兼ねた部屋にしてカウンターを設けています。

土地の探し方
最初に資金計画を立て、どんな家を建てたいかを聞いたうえで建物の予算を決め、残りの金額で土地を探しました。この土地も、その予算の中で GRACE HOME から提案したものです。
はじめは中に入れない状態で、通りからは北側が開けていることも分かりませんでした。分け入ってこの眺望が見えたので、候補に挙げました。北向きで変形地だったこともあり、割安に購入できたのではないか、と担当は話しています。

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ルームツアー。北に開く窓と、花火を見る部屋(22分)次の事例
カフェと暮らす、18坪の平屋。









