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北に開く、
変形地の平屋。

Works

北九州市の、少しすぼまった形の変形地に建つ平屋です。眺めのよい北に大きな窓を開き、南の道路側は閉じています。

北の大きな窓から街と海が見える LDK。窓際に木のカウンター、左に黒いキッチン、黒いワイヤーのペンダント
北の窓から、街と海を見渡す LDK。
所在地
福岡県北九州市
敷地
95坪
延床
30坪
建物
平屋(上に一室)
耐震等級
3
住まい手
ご夫婦
施工
GRACE HOME(阿部建設)
01

北の窓

LDK の大きな窓は北を向いています。九州の北側にあるこの場所からは、本州まで見渡せます。

北に大きな窓を取ったのは、この眺めのためと、夏の暑い日差しを入れないためです。南の道路側は閉じました。昼間は照明を消しても明るく、そのまま過ごせます。

LDK の北の窓越しに、斜面の下へ広がる街並みと、その先の海
北の窓の外に、街と海が広がる。
02

L字のカウンター

LDK は、広さだけで見ると大きくありません。窓際にカウンターを L 字に回し、廊下のように見える部分を長くとることで、広さと余白を感じられるようにしています。

カウンターには、プロジェクターを置いても、そのまま座ってもかまいません。脇の窓からは、そのまま中庭へ出られます。外構は撮影の時点で工事中で、表から見えないところにも庭を二つつくります。

上に間接照明が入った LDK の窓。外に白い外壁と隣の家並み
中庭に面した窓。カウンターから中庭へ出られる。
03

キッチンと灯り

キッチンは GRAFTEKT の II 型(デュエ)です。はじめは造作でもよいと考えていた住まい手が、ショールームで気に入りました。ペニンシュラ型より幅をとらず冷蔵庫も隠せる配置で、上にある階段の下は収納にしています。

LDK にはダウンライトを付けず、照明は住まい手の好みですべて電球色です。キッチンの手元だけは昼白色にし、光源が見えないグレアレスの照明を使っています。真上ではなく斜めから照らすので、作業する人の影が手元に落ちません。

黒いキッチンと、窓の前に下がる黒いワイヤーのペンダント。窓の外に街と海
ダウンライトのない LDK。窓の前にペンダントを下げる。
04

玄関と水回り

玄関からは、そのまま洗面へ行けます。洗面のそばにトイレ、その先に脱衣室を兼ねたランドリーと浴室があります。家族の仕事でシャツのアイロンがけが欠かせないため、ランドリーにアイロン台を設けました。

ランドリーの近くにファミリークローゼットを、という要望から、乾いた服はすぐ隣へしまえます。棚は深くなくてよいと分かったので、その分の壁をふかして、リビングのエアコンの室外機を反対側へ出しました。キッチンやリビングから見える庭に、室外機を置かないためです。

黒い玄関の扉と、横の開口から奥へ続く通路
玄関から、そのまま洗面へ行ける。
間接照明に照らされたタイルの壁と、白い洗面ボウルの洗面台
洗面は、玄関から入ってすぐ。
05

子ども部屋と寝室

子ども部屋は、将来二つに分けられるようにしながら、分けずにも使えるようにしています。窓からの眺めもよい部屋です。

寝室は子ども部屋の奥です。ほかの壁に窓を開ければ海峡が見えますが、この先に表の庭が続くので、庭を見ながら寝起きできる側に窓を開けました。

子ども部屋の窓から見える、手前の家並みと緑の斜面、その先の海と島
子ども部屋の窓からの眺め。
道路側から見た外観。塗り壁の平屋が段々に折れて続き、奥に上の部屋が載る
道路側は閉じて、土地の形に合わせて段々に折れる。
06

段々の形

表から見ると、建物は段々に折れています。土地が少し変形していて先がすぼまっているため、その形に合わせて建てました。屋根も同じように段々です。

段々に前へ出た部分は、中から見ると収納です。土地の形を生かして、広い収納をとりました。整った形の土地でなくても、土地に合わせて設計すれば家は建ちます。

上の部屋から見た白い屋根。段々に続く屋根に太陽光パネルが並び、右に緑の斜面、奥に山並み
上の部屋から見た屋根。土地の形に沿って段々に続く。
壁に沿って木の棚が何段も並ぶ収納
段々に前へ出た部分を生かした収納。
07

花火の部屋

平屋の上に、階段で上がる部屋が一つあります。向こうに見える橋のあたりが関門海峡で、年に一度、この辺りでいちばん大きな花火大会が開かれます。その花火を見るための部屋です。

この高さから花火が見えるかは、ドローンを飛ばして確かめました。テラスにする案もありましたが、テラスはそれにしか使えないので、ご主人の書斎を兼ねた部屋にしてカウンターを設けています。

上の部屋へ上がる階段の黒い手すりと、その先の窓
上の部屋へは、階段で上がる。
08

土地の探し方

最初に資金計画を立て、どんな家を建てたいかを聞いたうえで建物の予算を決め、残りの金額で土地を探しました。この土地も、その予算の中で GRACE HOME から提案したものです。

はじめは中に入れない状態で、通りからは北側が開けていることも分かりませんでした。分け入ってこの眺望が見えたので、候補に挙げました。北向きで変形地だったこともあり、割安に購入できたのではないか、と担当は話しています。

黒いワイヤーのペンダント越しに、LDK の窓の外に広がる街並みと海
この眺めが見えて、土地の候補に挙げた。

動画で見る

ルームツアー。北に開く窓と、花火を見る部屋(22分)

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カフェと暮らす、18坪の平屋。

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