ロフトや1.5階のある平屋は、どんな使い方ができますか?

要約
- ロフトや平屋の上の一室は、昼寝や趣味、書斎、子どもの遊び場、荷物を置く場所など、使い道を一つに決めない場所として使えます。屋根の形を生かして天井を高くとるので、下の空間も広く感じられます。
- グレースホームでは、大屋根の下に置いた箱の上を6畳ほどの場所にした平屋や、花火を見るための部屋を平屋の上に一つ載せ、書斎を兼ねた家を建ててきました。
- テラスのように一つの使い方に限ると使い道が狭まることや、屋根を高くすると壁の面積が増えて費用が上がることも、考えておきたい点です。
平屋に上の場所をつくる形
平屋に上の場所をつくるには、屋根の下にロフトを設ける形や、部屋の箱の上を使う形、平屋の上に一部屋だけ載せる形があります。グレースホームで建てた例を並べると、次のようになります。
| 形 | つくり | 使い方 |
|---|---|---|
| 屋根の下のロフト | 寝室と洗面の間に設け、天井に近いところに窓をつけた(中津市の変形地に建てたモデルハウス) | 寝室として、または一人の時間を過ごすフリースペースとして |
| 箱の上 | 大屋根の下に置いた箱の上に床を張り、はしごで上がる。広さは6畳ほど(大分県中津市の海辺の平屋) | 昼寝や荷物置き、くつろぐ場所など、自由に |
| 平屋の上の一室 | 階段で上がる部屋を一つだけ載せ、カウンターを設けた(福岡県北九州市の平屋) | 年に一度の花火を見る部屋と、書斎を兼ねる |
屋根の形を生かして縦に広げる
平屋は屋根の勾配を生かして、ロフトをつくったり、屋根なりの天井にしたりできます。天井に高低差があると、低いところは落ち着いた雰囲気に、高いところは開放感のある空間になります。
ロフトをつくると天井を高くするつくりになるので、そのぶん下の空間も広く見せられます。コンパクトな平屋でも、ロフトをつければ使える場所を増やせます。

平屋なんですけれども、2階屋に思えるほどの大屋根の作りになっています。
床から天井までが5メートルある、大屋根の平屋もあります。
箱の上を決めない場所に
部屋の仕切りの代わりに二つの箱を置き、その上に上がれるようにした平屋もあります。はしごで上がると床が張ってあり、広さは6畳ほどです。昼寝をしても、荷物を置いても、自由に使える場所です。
二つの箱は、あえて橋でつないでいません。つなぐと、ひとつながりの空間が二階建てのように分かれてしまうからです。

あえて先ほどから余白っていう言葉を使わせていただいてるんですけど、設計の中に余白を入れるということで、これをこのまま天井につなげてないっていうのも、一つの余白として考えてます。
平屋の上に一部屋を載せる
平屋の上に、階段で上がる部屋を一つだけ載せた家を、北九州市に建てたこともあります。年に一度、この辺りでいちばん大きな花火大会を見るための部屋です。
この高さから花火が見えるかは、ドローンを飛ばして確かめました。テラスにする案もありましたが、テラスはそれにしか使えないので、ご主人の書斎を兼ねた部屋にしてカウンターを設けています。

いえいえ、ちょっとした書斎に使えるなっていうことで、ご主人の書斎として使うためにこういう風にカウンターを設けてます
上へ上がる階段の下は、収納にしています。
つくる前に考えておくこと
屋根の勾配を大きくして高くすると、そのぶん壁の面積も増えるので、費用は上がります。
上の場所の使い道を一つに絞らず、書斎や昼寝、荷物置きのように、いくつかの使い方ができるようにしておく考え方もあります。子どもが上がる場所なら、柵をつけることも設計の段階でできます。
この記事のポイント
- ロフトや平屋の上の一室は、昼寝や趣味、書斎、子どもの遊び場、荷物置きなど、使い道を一つに決めない場所として使えます。
- 屋根の形を生かして天井を高くとるので、下の空間も広く感じられます。
- 屋根を高くすると費用が上がることや、子どもが上がる場所の柵のことは、設計の段階で考えておきます。
この記事のもとにした動画と記事
グレースホームの動画で話した内容と、これまでのブログ・公的な資料をもとにまとめています。










