リノベーションした家は、あと何年住めますか?

要約
- リノベーションした家があと何年住めるかは、年数で一律には決まりません。もとの建物の構造や傷みの状態と、補強や断熱をどこまで行うかで変わります。
- 古い建物を活かすときは、ゆがみや劣化、耐震性、白アリの被害を確かめ、補強すべきところを見極めます。旧耐震基準で建てられた家なら、耐震性の強化や構造の補強を考えたほうがよいでしょう。
- 気密が低いと壁の中で結露が起きやすく、木が傷む原因になります。断熱と気密を高めることは、家を長持ちさせることにもつながります。
長く住めるかを左右すること
古い建物を活かすには、ゆがみや劣化など、構造の確認が欠かせません。耐震性や白アリの被害の有無、補強すべきところを見極め、安全性を確かめたうえで直していきます。
旧耐震基準で建てられた家は、耐震性の強化や構造の補強をしたほうがよいため、建て替えも含めて考えます。湿気やシロアリの被害の具合も、判断の材料になります。
気密が低い家は、壁の中で結露が起きやすく、木材が腐って強度を失い、シロアリも発生しやすくなります。断熱と気密を高めることは、夏は涼しく冬は暖かい暮らしだけでなく、家の寿命を延ばすことにもつながります。
築60年の建物を残した例
中津市の商店街にあった築60年の空き家を、店舗に改修したことがあります。60年この状態で建ってきた柱は一本も抜かずに残し、柱の足元には新しい基礎をつくりました。
60年ほど前の家は、柱や梁に無垢材が使われていることが多く、長い年月で乾燥が進み、今では手に入りにくい強度と味わいがあります。一方で、古い建物には解体してみるまで分からない部分もあり、この建物でも2階の梁を残せるかどうかは、解体してから判断しました。
この記事のポイント
- リノベーションした家があと何年住めるかは一律には決まらず、もとの建物の状態と直し方で変わります。
- 構造や耐震性、白アリの被害を確かめ、補強すべきところを見極めることが大切です。
- 断熱と気密を高めると、壁の中の結露を防ぎ、家を長持ちさせることにもつながります。
この記事のもとにした動画と記事
グレースホームの動画で話した内容と、これまでのブログ・公的な資料をもとにまとめています。










