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間取り平屋廊下

廊下の少ない間取りにすると、どんなよいことがありますか?

天井に線の照明が走る LDK。手前にキッチン、奥にテレビの壁とソファ
庭とつながる、28坪の平屋

要約

  • 廊下を減らすと、そのぶんの面積を部屋や収納に回せるので、同じ坪数でも広く使えます。部屋どうしの行き来が短くなり、家族の気配も伝わりやすくなります。
  • その一方で、廊下で和らいでいた生活の音やにおいが広がりやすくなり、来客のときの見え方も考えておく必要があります。
  • 廊下をつくらずに通り道をクローゼットやパントリーにした26坪の平屋や、個室をリビングから直接つないだ28坪の平屋もあります。

廊下を減らすと変わること

廊下は、玄関から部屋へ、部屋から部屋へと、人の動きをつなぐ場所です。廊下を減らすと、そのぶんの面積を部屋や収納に回せ、部屋と部屋の行き来も扉1枚で済むようになります。

変わることと、間取りでの工夫は次のとおりです。

項目廊下を減らすと間取りでの工夫
広さ廊下のぶん、部屋や収納を広くとれる通り道そのものを、クローゼットやパントリーにする
家族の気配個室とリビングが近くなり、気配が伝わる個室をリビングから直接つなぐ
音とにおい廊下で和らいでいた生活の音やにおいが広がりやすいトイレとリビングの間に壁を挟む
来客来客のときのプライバシーも考えておく必要があるお客さまと家族の入り方を分ける
温度家全体をひとつの部屋のように使うことになる断熱と気密を高め、家じゅうの温度をそろえる

廊下があることで開放感が生まれる場合もあるので、廊下をなくせば必ずよくなる、というものではありません。

通り道を収納にする

廊下をなくしても、家の中を移動する通り道はなくなりません。その通り道を、ただの廊下ではなく収納として使う考え方があります。

延床26坪で廊下をつくらず、廊下に見えるところをクローゼットやパントリーにした平屋もあります。26坪と聞くと小さく感じるかもしれませんが、廊下がないぶん、余裕のある広さになっています。

ただ廊下がないので、26坪でもちょっと余裕がある感じにはなってます

ランドリーで畳んだ服を奥のクローゼットへしまい、そのクローゼットを抜けた先が寝室、という並びになっています。

反対に、廊下に見える部分をあえて長くとり、L字のカウンターと合わせて、広さと余白を感じられるようにした北九州市の平屋もあります。

個室をリビングから直接つなぐ

廊下を必要としない間取りにしてほしい、というご希望から、寝室と子ども部屋にリビングから直接入れるようにした28坪の平屋もあります。個室に扉はありますが、ふだんは開けたままで、リビングからの抜けが続いています。

リビングは家の中でいちばん広くとり、約20畳です。この抜けと、リビングを中心にすることから、28坪という広さになりました。

ただ廊下がない分やっぱりその分リビングを広く取れるっていうことと、個室をそのままつなげるっていうことで、家族の気配が分かるっていうことにつながっていくと思います

子どもが育ったあとは、個室の仕切りを取り払い、ひとつの LDK として使うこともできます。部屋を区切るほど壁が増えるので、開放的なつくりが合うご家族には、リビングを中心に大きくとることが有効だと考えています。

音と来客への気配り

廊下が少ないと、廊下で和らいでいた生活の音やにおいが、部屋に伝わりやすくなります。来客のとき、家の中のどこまでが見えるかも考えておきたいところです。

トイレを洗面の近くに置き、リビングから遠すぎない位置にしながら、間に壁を挟んで音を和らげた28坪の平屋もあります。

来客側の玄関ホール。白い壁に星形のペンダントライトの影が映る
お客さまが通る側の玄関ホール

洗面とまた近しいところにトイレを配置したかったので、この位置にトイレを置くことで、リビングからも遠くはないんですけど、一旦ちょっと壁を挟んで音の軽減だったりとかできるような形にしています

来客には、お客さまと家族の入り方を分ける方法があります。玄関の隠し扉の奥に、靴とコートと食材の棚をまとめた収納を設けて家族はそこから上がり、お客さまが通る側には物を出さないようにした平屋もあります。

家じゅうの温度をそろえる

廊下を減らして部屋どうしをつなぐと、家全体をひとつの部屋のように使うことになります。断熱が足りないと、そうした家はとにかく暑くて寒い家になってしまいます。気密が足りないと、換気もしっかりできません。

エアコンはリビングの1台だけで、寝室や子ども部屋には付けていない26坪の平屋もあります。扉を開けて風を流すと、玄関もトイレもお風呂も同じ温度になります。

天井に間接照明が入ったリビング。窓の上に壁付けのエアコン
リビングの窓の上に付けた、1台だけのエアコン

玄関からリビングへ入るところにも、水回りへ行くところにもドアを付けず、空間を一体で使っている平屋もあります。これも、性能を確保しているからできることです。

この記事のポイント

  • 廊下を減らすと、そのぶんの面積をリビングや収納に回せ、家族の気配も伝わりやすくなります。
  • 通り道を収納にする、個室をリビングに直接つなぐといった工夫で、坪数を抑えながら広さを感じられる家にできます。
  • 音やにおい、来客、家じゅうの温度にも気を配り、間取りと性能を一緒に考えることが大切です。

この記事のもとにした動画と記事

グレースホームの動画で話した内容と、これまでのブログ・公的な資料をもとにまとめています。

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